コンサル転職で落ちる人の共通点7つと対策|書類と面接で通らない理由を元SIerが整理

13〜19分

リード

準備はしっかりやったはずなのに、書類も面接もなぜか通らない。そんな手応えのなさに戸惑っていませんか。

私は元SIerから未経験でコンサルに移り、今は人を支援する側にも立っています。その両方の立場から見ると、落ちやすい人には共通したパターンがあると感じます。

この記事でわかること

  • 書類と面接で落ちやすい人に共通する7つのパターン
  • それぞれの落ちる原因と、具体的な直し方
  • 落ちた後に、どう立て直して次につなげるか

結論:落ちる人にはパターンがある

結論から言うと、落ちる理由の多くは実力不足ではありません。伝え方と準備の設計が、少しずれているだけのことが多いです。

裏を返せば、パターンを知って一つずつ直せば、通過率は確実に上げられます。ここからは、私が書類と面接の現場で何度も見てきた共通点を整理します。

ここで挙げるのは、私の一次体験と、支援する側で見てきた範囲での傾向です。全員に当てはまるわけではなく、ファームや職種で事情は変わります。

共通点1:志望動機が一般論で「なぜその会社か」がない

一番多いのが、志望動機が一般論で止まっているケースです。社会課題を解決したい、成長したい、という言葉は立派でも、なぜその会社なのかが抜けています。

面接官は、その動機ならよそでもよいのでは、とすぐ気づきます。言い換えると、あなたでなければならない理由が伝わらないのです。

直し方はシンプルで、志望動機を自分の一次体験と結びつけることです。過去の仕事で感じた具体的な課題や悔しさを起点にすると、言葉に重みが出ます。

私の場合は、SIerで上流の意思決定に関われない歯がゆさが起点でした。志望動機の組み立てはコンサル転職の志望動機の作り方で詳しく書いています。

共通点2:結論から話せず、話が長い

次に多いのが、結論から話せず、説明が長くなる人です。背景から順に話すうちに、何が言いたいのか伝わらなくなります。

コンサルの面接官は、話の構造そのものを見ています。長い前置きは、要点を整理できない人だという印象につながります。

直し方は、PREPの型で話すことです。まず結論、次に理由、最後に具体例の順に並べると、一気に伝わりやすくなります。

派生としてもう一つ、質問を質問で返してしまう人も見かけます。面接官の問いにまず答えず、「それはどういう意味ですか」と聞き返してしまうと、結論から話せない印象をさらに強めてしまいます。意図が本当に不明なときの確認は必要ですが、まずは自分なりの結論を置いてから返すのが基本です。

  • 結論:まず問いへの答えを一文で言う
  • 理由:なぜそう考えるかを示す
  • 具体:一次体験や数字で裏づける

面接官が何を見ているかはコンサル面接は試験官視点で9割決まるにまとめました。

共通点3:仮説を置けず、情報が揃わないと動けない

仮説思考ができない人も、面接で苦戦します。情報を集めてからでないと答えを出せない、という姿勢が出てしまうからです。

コンサルの現場では、限られた情報から仮の答えを置き、検証しながら進めます。情報待ちの姿勢は、仕事の進め方が合っていないと見られがちです。

直し方は、まず仮の答えを置く癖をつけることです。間違っていてもよいので、今ある情報で仮説を立て、後から検証すればよいと考えます。

この仮説思考は、SIer出身者が最初につまずきやすい壁でもあります。詳しくはSIer出身がコンサルでつまずく壁をどうぞ。

共通点4:ケース面接で型を当てはめるだけ

ケース面接で、フレームワークを当てはめるだけになる人も落ちやすいです。型をなぞるだけで、自分の頭で考えた形跡が見えないからです。

面接官が見たいのは、きれいな型ではなく思考の中身です。3Cや4Pを並べても、そこから打ち手が出てこなければ評価されません。

直し方は、型を入口として使い、数字と打ち手まで踏み込むことです。どの論点が重いかを選び、具体的な一手まで示すと、考える力が伝わります。

ケース面接の進め方はコンサルのケース面接の対策で整理しています。

共通点5:逆質問が受け身になっている

逆質問が受け身な人も、もったいない落ち方をします。調べれば分かることを聞くと、準備不足という印象を残すからです。

逆質問は、意欲と視座を示す最後の場面です。福利厚生や残業だけを聞いて終わると、入社後の活躍が見えてきません。

直し方は、入社後の活躍に踏み込む問いを用意することです。たとえば、早期に成果を出す人に共通する動き方は何か、と聞くと前向きさが伝わります。

逆質問を含む想定問答はコンサル面接の想定問答テンプレ集にまとめました。

共通点6:職務経歴書が実績の羅列になっている

書類で落ちる人に多いのが、職務経歴書が実績の羅列になっているケースです。担当した案件を並べただけでは、何ができる人かが伝わりません。

読み手が知りたいのは、作業の量ではなく思考の筋です。どんな課題に、どう工夫して、何を生んだのか。この流れが見えないと埋もれます。

直し方は、課題と打ち手と成果の順で、一件ずつ書き直すことです。規模や削減率など数字を一つ添えると、ぐっと具体的になります。

書き方の実務はコンサル転職の職務経歴書の書き方で詳しく書いています。

共通点7:エージェント選びと応募設計を間違えている

最後は、中身以前の設計ミスです。エージェント選びと応募の進め方を間違えると、通るはずの人も通りません。

コンサル転職は、業界に詳しいエージェントかどうかで差が出ます。汎用型だけに頼ると、書類の型も面接の傾向も合わせきれないからです。

直し方は、コンサル特化のエージェントを軸に、応募を一社ずつ丁寧に設計することです。数を一気に出すより、一社への準備を厚くするほうが結果につながります。

本命のファームをいきなり受けず、練習として受ける一社を先に置くと、面接の場慣れができて落ち着いて臨めます。

落ちても終わりではない

ここまで共通点を並べましたが、落ちることは終わりではありません。不採用は、どこがずれていたかを教えてくれる改善の材料です。

正直に書くと、私も最初の活動はうまくいきませんでした。志望動機をきれいに話せたつもりでも、なぜその会社かが弱く、面接で深掘りされて言葉に詰まったのです。

そこから、自分の一次体験に動機を結びつけ直しました。落ちた理由を一つずつ言語化したことが、その後の通過につながったと思います。

まとめ

落ちる人の共通点は、実力そのものより伝え方と設計のずれにあります。志望動機、話の構造、仮説思考、ケース、逆質問、職務経歴書、応募設計。この7つを見直すだけで、通過率は変わります。

そして、落ちても材料にすれば次に活きます。一つずつ直していけば、未経験からでもコンサルへの道は十分に開けます。

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