コンサルの現場って、実際どんな1日を過ごしているのだろう。忙しいのか、どんな動き方をしているのか。中に入ってみないと、なかなか見えにくいところだと思います。
私は元SIerで、今はコンサルファームに参画し、現場でPMOとして動いています。この記事では私自身の1日を、できるだけ飾らずに書いてみます。
この記事でわかること
- アサイン直後の最初の1週間で、私が実際にやる立ち上がりの動き方
- 落ち着いた通常期の1日の流れ(朝会2部構成から退勤後まで)
- コンサルの現場で活きる人物像(こんな人と一緒に働きたい)
アサイン直後は「気づきを出す」ところから始める
アサインされた直後にまずやるのは、既存資料をとにかく読み込むことです。読みながら気づきや問題点をメモし、上司にフィードバックします。初日からでも、何かしら問題点を見つけてお客様にも伝えにいきます。
次に動くのは、キーマンの予定を押さえることです。キーマンは忙しいので、まず予定を取りにいくのが私の動き出しになります。毎日、最悪15分でもいいので会話の場をつくるようにしています。
そして、できるだけ早く会議のファシリテーションを自分が引き受けにいきます。進行を握ると、論点も情報も自分のところに集まるからです。この立ち上がりは、スピードがそのまま信頼につながります。
この立ち上がりを1週間やらずにいたら、ある大手ファームの案件で「あ、そこは様子を見てるんだ?」と言われたことがあります(笑)。早く動くほど見られている、という良い学びでした。
落ち着いた通常期の1日(タイムライン)
立ち上がりを過ぎて落ち着いてくると、1日の流れはかなり整ってきます。結論から言うと、朝会を軸に午前が動き、午後は日によって中身が変わる形です。私のある通常日は、だいたい次のような流れです。
- 朝5時前に起床。子供が起きる前に、家事や仕事以外の自分のタスクを進める。
- 朝会は10時半から。それまでに朝会で見せる資料をつくり、議論すべき論点を整理する。
- 10:30〜10:45はプロジェクトメンバーの大半が参加する朝会。
- 10:45〜11:00は部長以上と少人数で実施する2部目の朝会。
- 午後はベンダーとの定例会、お客様役員との会議、あるいは資料作成や情報整理。日によって違う。
- 17時過ぎに退勤。そのあとは育児と家事をして、22時には就寝。
朝会が2部構成なのは、共有すべき相手と決めるべき相手が違うからです。大半のメンバーには状況を揃え、少人数の場では意思決定に踏み込みます。この切り分けがあると、同じ会議でも目的がぶれません。
仕事がやばい日は、6時くらいから仕事用のPCを立ち上げることもあります。10時半の朝会に向けて、準備を前倒しで進めるためです。ただ、そういう日はそこまで多くはありません。
会議は「目的」がないとやる意味がない
私が現場で一番こだわっているのは、会議の目的です。明確なトピックや決め事、レビューする資料がないと、会議は「何のための時間だっけ」になってしまいます。だから必ず何かしら準備をして臨みます。
朝会も同じで、2部構成のどちらにも準備した材料を持ち込みます。論点のない会議は、人数分の時間をただ消費するだけです。準備があるかどうかで、同じ30分の価値はまったく変わります。
準備するものは、だいたい次のどれかに当てはまります。この3つのうち1つもないなら、その会議は見送るか形を変えた方がいい、というのが私の基準です。
- その場で扱うトピック(何を話すか)
- その場で決める決め事(何を決めるか)
- レビューする資料(何を見てもらうか)
正直、そんなに激務ではない(時期による)
コンサルは激務というイメージがあるかもしれません。ただ私の実感では、少なくとも今の現場はそんなに忙しくはありません。もちろん時期によって波はあります。
通常期は17時過ぎに退勤し、そこから育児と家事をして22時には寝ています。朝は遅くとも5時には起きて、子供が起きる前の時間を自分のために使います。この生活リズムは、今の働き方だからこそ成り立っています。
繁忙期は朝6時から動くこともありますが、ずっと続くわけではありません。山と谷があることを前提に、谷のうちに整えておく。それが結果的に、家庭との両立を支えてくれています。
こんな人と一緒に働きたい
ここまで書いた動き方から、自然と「こういう人だと現場で活きるな」という人物像が見えてきます。特別な才能の話ではなく、日々の動き方の話です。私が一緒に働きたいと思うのは、こんな人です。
- 指示を待たず、自分から資料を読み込み気づきを出せる人
- 初日からでも、早く小さな価値を出しにいける人
- 会議を目的(トピック・決め事・レビュー資料)から設計できる人
- 準備をしてから場に臨むことを、当たり前にできる人
逆に言えば、この4つは後からでも身につけられる動き方です。最初から完璧である必要はなく、早く動いて早く学ぶ姿勢があれば十分だと思っています。現場のリアルを知ったうえで、こういう働き方が合いそうだと感じた方とは、ぜひ一緒に動いてみたいです。
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