SIer(SE)からコンサルへの転職は、可能です。正直に言うと、私の周りにも普通にいます。特に、SIerできちんと結果を残して、何かしらの専門性がある人なら、いろいろな形でコンサルには入れます。
ただ、私が本当に大事だと思うのは、「可能かどうか」より、その先の問いです。それは、「何しにコンサルへ来るのか」。今日はそこを、あくまで私が経験した一例として正直に書きます。会社やプロジェクトによって事情は違うので、ひとつの見方として読んでください。
この記事でわかること
- SE・SIerからコンサルへの転職は普通に可能なこと
- 面接で落ちる志望理由と、通る志望理由の違い
- 入ってから後悔しないための目的意識の作り方
まず、SEからコンサルへの転職は「普通に可能」
くり返しになりますが、SEやSIerからコンサルへの転職は、普通に可能です。周りを見渡しても、そういう人はけっこういます。特に、SIerで結果を残して、専門性を積んでいる人なら、何かしらの形でコンサルには入れます。
たとえばアクセンチュアのように、コンサルといっても開発まで一気通貫でやるファームもあるので、技術の経験を活かせる道もあります。大手ファームのリアルは アクセンチュアのリアルな実態 にも書きました。だから、「自分なんて」と可能性を狭める必要は、まったくないと思います。
問題は「可能か」より、「何しにコンサルへ来るのか」
ここからが本題です。可能かどうかより、ずっと大事なのが、「何しにコンサルへ来るのか」。ここをちゃんと考えていないと、まず面接で落ちます。そして仮に入れたとしても、志望理由が自分に正直じゃないと、入ってから苦労します。ここは、けっこう本気で考えたほうがいいところです。
よくある志望理由は、「それ、コンサルじゃなくてもよくない?」
面接官の立場で聞いていると、よくある志望理由は、たいていこう思われてしまいます。「それ、コンサルじゃなくてもよくないですか?」と。たとえば、こんなパターンです。
- 大規模な案件をやりたい → もっと大きいSIerに移れば、できますよね。
- 上流をやりたい → それも、大きいSIerで十分にできますよね。
- もっと顧客に寄り添いたい → 今の会社で、寄り添えばいいのでは?
つまり、「コンサルでないとできない理由」がないと、面接官はなかなか納得しません。ここが、SIerからの転職でいちばんつまずくポイントだと思います。
それでも「入れてしまう」のが、落とし穴
やっかいなのは、その理由が弱くても、入れてしまうことがある点です。今のコンサル業界はとにかく人手不足なので、面接官が「まあいいや」で採用するケースも、正直あります。
でも、そこが落とし穴です。目的が曖昧なまま入ると、あとで「これならSIerのままでよかった」となって、辛い目に遭います。入れることと、入って幸せになれることは、別の話なんです。
参考までに、私がコンサルに来た理由
えらそうに書いていますが、参考までに、私自身の理由も書いておきます。私の場合は、大きく2つでした。
一つは、PM(プロジェクトマネジメント)に特化してやってみたら、自分がどうなるのか試してみたかったこと。もう一つは、コンサルの「高単価」の秘訣を、自分の肌で実感したかったこと。言い換えると、高単価で動けるように成長したかった。この目的があったから、私は クニエ に入りました。今振り返ると、一定、その目的は果たせたのかなと思っています。
「成長したい」も、実は要注意
ただ、この「成長したい」も、伝え方には注意が必要です。「成長させてもらいたい」だと、受け身に聞こえてしまう。コンサルで求められるのは、その逆です。
「自分からプロアクティブにこういうことをやるので、必ず成長できます」。この能動的な姿勢がないと、正直きびしい。成長は、与えられるものではなく、取りにいくもの。ここは、入る前に一度、腹落ちさせておいたほうがいいと思います。
まとめ:最初の一年を越える、目的意識があるか
正直に言うと、コンサルの最初の一年は、なかなか地獄です。求められる力も、スピードも、SIer時代とはずいぶん違います。でも、それを乗り越えるモチベーションと、はっきりした目的意識があるなら、挑戦する価値は十分にあります。
逆に、目的が曖昧なままなら、一度立ち止まって考えたほうがいい。これもあくまで、私が経験した一例です。大事なのは、「何しにコンサルへ来るのか」。そこに、自分の正直な答えがあるかどうかだと思います。
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