「コンサルの飲み会って、どうせ頭のいい議論でもしてるんでしょ?」。そう思われることが多いのですが、実際はまったく違います。むしろ、拍子抜けするくらい「話すことがない」。
今日は現役コンサルの私が、飲み会のリアルな空気を「あるある」として正直に書きます。先に言っておくと、これは同僚を笑う話ではなく、自分もどっぷり含めた自虐です。そして、あくまで私の周りで見てきた一例・イメージだと思って読んでください。
あるある1. 案件の話ができないから、仕事の話が意外と表面的
コンサルの会話は仕事が中心になりがちなのですが、飲み会だと肝心の案件の話ができません。居酒屋でクライアント名なんて、口が裂けても出せない。だから「最近忙しいの?」から始まって、2往復くらいすると、もう話すことがなくなります。
それ以上、踏み込めない。守秘義務が体に染み付いているぶん、オフの雑談まで浅くなりがち、という職業病かもしれません。
あるある2. 共通の話題がなくて、結局「知り合いイジり」になる
案件の話ができず、共通の趣味もない。そうなると盛り上がりどころが、「共通の知り合いイジり」になります。「あの部署の◯◯さん、最近どう?」みたいな話です。上司によっては、その場にいる誰かがターゲットになることもあります。
決して悪意ではなく、共通の話題で場をあたためる潤滑油ではあるのですが、たまに「私たちは普段あんなに論理的なのに、飲み会だと急に語彙が減るな」と、自分でおかしくなります。
あるある3. だから、ベテランほど自己開示しない
イジられるのがわかっているからか、ベテラン勢ほど、自分のプライベートをあまり開きません。適度に受け流して、深いところは見せない。攻撃されない立ち回りが、じつによくできているなと思います。良くも悪くも、賢い人たちの処世術という感じです。
あるある4. 趣味の話も、あまり出ない
趣味の話も、似た理由であまり続きません。というより、そもそも仕事が趣味みたいな人が多くて、話すネタが少ないのだと思います。だいたいはテレビの話か、スマホゲームの話。正直に言うと、あまり盛り上がりません。だからこそ私は、仕事の外に夢中になれるものを持っておくのは大事だと思っています。
あるある5. ただし、驚くほど「健全」ではある
ここは正直にフォローしておきたいのですが、コンサルはコンプラ意識がとても高くて、いわゆるアルハラ・セクハラのような場面は、私の周りではほとんど見たことがありません。無理に飲ませることもないし、カラオケに雪崩れ込むこともあまりない。
そもそもお酒が強くない人も多い印象です(これは私の周りだけかもしれません)。健全だけれど、面白みは少なめ。そんなイメージです。
まとめ:面白みはないけれど、安全で人間くさい
こうして書くと、ずいぶん地味に聞こえるかもしれません。案件の話はできない、趣味の話も出ない、イジりとテレビの話でなんとか場をもたせる。でも、健全で、誰かがひどく傷つくことも少ない。私はこの「面白みはないけど、安全な」空気が、意外と嫌いではありません。
ひとつだけ自戒を込めるなら、仕事が中心になりすぎて「仕事以外の自分」を失わないようにしたい、ということ。飲み会で話すネタがないのは、裏を返せば、仕事の外の世界が薄くなっているサインかもしれません。だからこそ、趣味も、仕事以外のつながりも、大事にしていきたいなと思っています。
最後にもう一度。ここに書いたのは、あくまで私の周りで見てきた一例・イメージです。ファームやチーム、人によって、飲み会の色はまったく違うはずです。
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