コンサル業界用語100選|略語・カタカナ語をまとめて解説【保存版】

16〜24分

リード

コンサル業界は、とにかく略語とカタカナ語が多い世界です。「MECE(ミーシー)でお願い」「その論点、いったんペンディングで」なんて会話が、当たり前のように飛び交います。転職を考えている人や、コンサルと一緒に仕事をすることになった人にとっては、まずこの言葉の壁が地味にキツい。そこでこの記事では、コンサル業界でよく使う用語を100個、意味付きで一気にまとめました。特に、初見だと意味が分からないアルファベットの略語を多めにしています。ブックマークして、辞書代わりに使ってください。

1. まず押さえたい「アルファベット略語」系(40語)

コンサルの会話でいちばん飛び交う、アルファベットの略語です。ここが分かるだけで、会議の理解度がぐっと上がります。

  • PM(プロジェクトマネージャー):プロジェクト全体の責任を持つ人。
  • PMO:PMを支え、進行管理や課題整理を担う役割・組織。
  • PL(プロジェクトリーダー):現場のチームを率いる中間リーダー。
  • KPI:目標の達成度を測るための、中間的な数値指標。
  • KGI:最終的なゴールを数値化した指標。KPIの上位概念。
  • OKR:目標と主要な成果をセットで管理する目標設定の手法。
  • PDCA:計画・実行・評価・改善を回して良くしていく考え方。
  • MECE(ミーシー):モレなく、ダブりなく。物事を整理する基本姿勢。
  • ROI:投資対効果。かけたコストに対してどれだけ返ってきたか。
  • ROIC:投下資本利益率。事業に投じた資本の稼ぐ力を示す。
  • EBITDA:利払い・税・減価償却の前の利益。企業の稼ぐ力の目安。
  • CAGR:年平均成長率。複数年の成長をならした数値。
  • P/L:損益計算書。一定期間の売上・費用・利益を表す。
  • B/S:貸借対照表。ある時点の資産・負債・純資産を表す。
  • CF:キャッシュフロー。現金の流れのこと。
  • M&A:企業の合併・買収のこと。
  • DD(デューデリジェンス):買収前などに行う、対象企業の精査。
  • PMI:M&A成立後の、組織や業務を統合していくプロセス。
  • RFP:提案依頼書。発注側がベンダーに提案を求める文書。
  • RFI:情報提供依頼書。発注前に情報を集めるための文書。
  • SOW:作業範囲記述書。やる作業の範囲を定義した文書。
  • WBS:作業を細かく分解して一覧にしたもの。
  • SLA:サービス品質保証。提供する品質の水準を約束する合意。
  • PoC:概念実証。本格導入の前に、小さく試して確かめること。
  • MVP:検証のために作る、必要最小限の機能を備えた製品。
  • DX:デジタルを使って事業やビジネスモデルを変革すること。
  • BPR:業務プロセスを抜本的に見直す、業務改革のこと。
  • BPO:業務プロセスの一部を、外部に委託すること。
  • ERP:会計・人事・在庫などを統合管理する基幹システム。
  • CRM:顧客関係管理。顧客情報を一元管理する仕組み。
  • SCM:サプライチェーン管理。調達から販売までの流れの最適化。
  • SFA:営業支援システム。営業活動を管理・効率化する仕組み。
  • TAM/SAM/SOM:市場規模を、大きい順に3段階で捉える考え方。
  • LTV:顧客生涯価値。一人の顧客が生涯でもたらす利益の総額。
  • CAC:顧客獲得コスト。顧客を一人獲得するのにかかる費用。
  • ARR/MRR:年間/月間の経常収益。サブスク事業の主要指標。
  • NPS:顧客推奨度。「人に薦めたいか」で測る顧客満足の指標。
  • QCD:品質・コスト・納期。ものづくりの基本となる三要素。
  • RPA:定型的な作業を自動化する、ソフトウェアのロボット。
  • GTM:製品やサービスを市場に投入するための戦略。

2. 思考・フレームワーク系(20語)

コンサルの「考え方」を支える道具たちです。面接や日常業務でも頻出します。

  • ロジックツリー:課題を樹形図のように分解して整理する手法。
  • イシュー:いま本当に解くべき、核心の論点のこと。
  • 仮説思考:先に仮の答えを立てて、検証しながら進める考え方。
  • ゼロベース思考:これまでの前提を疑い、白紙から考えること。
  • ファクトベース:思い込みでなく、事実やデータに基づいて考えること。
  • So What?/Why So?:「だから何?」「なぜそう言える?」で深掘りする問い。
  • ピラミッドストラクチャー:結論を頂点に、根拠を積み上げる論理の構造。
  • 3C分析:市場・競合・自社の3つの視点で状況を捉える枠組み。
  • 4P:製品・価格・流通・販促のマーケティング視点。
  • SWOT分析:強み・弱み・機会・脅威を整理する枠組み。
  • PEST分析:政治・経済・社会・技術のマクロ環境を分析する枠組み。
  • ファイブフォース:業界の競争構造を、5つの力から分析する手法。
  • バリューチェーン:価値が生まれる一連の工程を、鎖として捉える見方。
  • PPM:事業を市場成長率とシェアで4象限に分けて整理する手法。
  • アンゾフの成長マトリクス:製品×市場で成長戦略を4つに分類する枠組み。
  • セグメンテーション:市場を、意味のある塊に分けること。
  • ペルソナ:典型的な顧客像を、一人の人物として具体的に描いたもの。
  • As-Is/To-Be:現状の姿と、あるべき理想の姿。その差を埋めるのが仕事。
  • クイックウィン:短期で出せる、分かりやすい小さな成果のこと。
  • ボトルネック:全体の流れを止めている、制約になっている箇所。

3. 会議・仕事の進め方カタカナ系(25語)

日々の会議やメールで飛び交う、独特のカタカナ語です。ここは慣れが必要なところ。

  • アサイン:人を案件やタスクに割り当てること。
  • アベイラブル/ベンチ:案件が決まっておらず、待機している状態。
  • チャージ:クライアントに請求する工数・時間のこと。
  • ユーティライゼーション(稼働率):働ける時間のうち、案件に稼働している割合。
  • デリバリー:成果物を出すこと。実行・納品のフェーズ。
  • スコープ:その案件で対応する範囲のこと。
  • ステークホルダー:その件に関わる利害関係者のこと。
  • アジェンダ:会議の議題や進行の予定表。
  • エスカレ(エスカレーション):自分で判断せず、上位者に判断を上げること。
  • リスケ:スケジュールを組み直すこと。
  • ペンディング:いったん保留にすること。
  • フィックス:内容を確定させること。
  • アグリー:合意する、賛成すること。
  • コミット:責任を持って、やり切ると約束すること。
  • ドラフト:たたき台、下書きのこと。
  • ナレッジ:組織に蓄積された知見やノウハウ。
  • バッファ:スケジュールや工数の、余裕・予備のこと。
  • タイト:時間や予算に余裕がなく、きつい状態。
  • マスト/ウォント:必須の要件と、できれば欲しい要件の優先度の区別。
  • ミニマム:最小限の、という意味。
  • キャパ(キャパシティ):処理できる容量・余力のこと。
  • リソース:人・モノ・カネ・時間などの資源のこと。
  • オンボーディング:新しいメンバーを立ち上げ、戦力化する支援。
  • フェーズ:プロジェクトの工程の、区切りのこと。
  • マイルストーン:進捗の節目となる、重要な目標地点。

4. キャリア・業界系(15語)

コンサル業界そのものや、キャリアを語るときに出てくる用語です。転職前に知っておくと便利。

  • MBB:マッキンゼー・BCG・ベインの、三大戦略ファームの総称。
  • BIG4:デロイト・PwC・EY・KPMG系の、4大総合ファーム群。
  • ケース面接:その場でビジネス課題を解かせる、コンサル特有の面接。
  • フェルミ推定:手がかりから、おおよその数を論理的に見積もる思考問題。
  • Up or Out:昇進できなければ去る、という実力主義の文化。
  • ポストコンサル:コンサルを経験したあとの、次のキャリアのこと。
  • プロパー:新卒から入社した、生え抜きの社員のこと。
  • インダストリー:業界軸の専門領域(金融・製造など)。
  • ファンクション:機能軸の専門領域(戦略・IT・人事など)。
  • スピンアウト/スピンオフ:独立や分社をして、飛び出すこと。
  • 第二新卒:新卒入社から数年以内の、若手転職層のこと。
  • ジュニア/シニア:若手層と、経験を積んだ上位層の区分。
  • パートナー:ファームの共同経営者クラスの最上位職。
  • チャージャブル:クライアントへの請求対象になる稼働のこと。
  • 常駐:クライアント先に出向いて働く勤務形態のこと。

まとめ:言葉が分かると、業界が見えてくる

ここまで100語、お疲れさまでした。最初は「何を言っているのか分からない」と感じるコンサルの会話も、こうして用語を押さえていくと、少しずつ意味が立ち上がってきます。全部を覚える必要はありません。まずはアルファベット略語のところだけでも押さえておくと、面接や打ち合わせでの理解度が一段変わるはずです。分からない言葉が出てきたら、またこのページに戻ってきてください。

※用語の意味や使われ方は、ファームや文脈によって多少異なる場合があります。ここでは、一般的に使われている意味を中心にまとめています。

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