タイプ別・コンサルの選び方【日系総合 vs 外資BIG4 vs IT系】

14〜20分

リード

コンサルに行きたいが会社が多すぎて、どこを見ればいいか分からない。転職支援をしていて、いちばん多いのがこの悩みです。BIG4、日系総合、IT系と、名前を覚えるだけで疲れてしまいます。

そこでおすすめなのが、コンサルを大きく3タイプに分けて考えることです。この記事では、私が選考を受け、案件で関わり、転職支援で送り出してきた会社を、日系総合・外資BIG4・IT系の3タイプに分類し、それぞれ誰に向くかを整理します。

この記事でわかること

  • コンサルを一気に整理できる「3タイプ」の分け方
  • 各タイプの代表企業と、推定年収やOpenWork評価の目安
  • 志向から決める、まず見るべきタイプの選び方

まず、コンサルは「3タイプ」で捉える

細かく分ければキリがありませんが、キャリアの入口としては次の3つで捉えるのが実用的です。

タイプざっくり特徴代表例(当ブログ記事)
日系総合日本企業に寄り添う。育成と働きやすさのバランスアビーム/NRI
外資BIG4戦略から実行まで一気通貫。高年収・成長速いデロイト/PwC/EY/KPMG
IT系技術を武器に、上流から実装までやり切るフューチャー/SHIFT

もちろん、この3分類はきれいに割り切れるものではありません。NRIのようにSIer・シンクタンク・コンサルの顔を併せ持つ会社もあります。それでも、技術を手放したくないのか、安定重視か成長重視かを考える出発点としては十分役立ちます。

【タイプ1】日系総合/腰を据えて、専門性を磨きたい人へ

日系総合の代表格が、アビームとNRIです。共通するのは、日本企業に寄り添い腰を据えて育成する文化と、外資ほど激しくないアップ・オア・アウト色です。OpenWork評価も高く(アビーム4.50、NRI4.46)、働きやすさで選ばれることが多いタイプです。

アビーム:NECグループ、SAP・DXに強い

アビームはNECの完全子会社で、SAPをはじめとするERP・DX領域に非常に強いのが看板です。私は前々職の自治体案件で、PMOとして入っていたアビームのチームを間近で見ましたが、論点整理と進行管理の徹底ぶりはさすがでした。推定年収は750〜850万円前後と外資トップ層より控えめですが、その分、腰を据えた育成と比較的整ったワークライフバランスが魅力です。

NRI:シンクタンク・SIer・コンサルの3つの顔

NRIは少し独特で、純粋なコンサルというよりIT(SIer)主体でコンサルも内包する複合企業です(コンサル売上は全体の約8%)。ただし有報ベースで平均約1,330万円という高年収と、社内にいると日本の数年先が見えるという独特のスケール感は唯一無二です。NEC時代の友人が在籍していますが、マクロな知見と実際のシステム構築が地続きなのが面白いところ。選考は最難関クラスです。

向いているのは、若いうちから一気に駆け上がるより、腰を据えて専門性(SAP・DX・金融ドメインなど)を積み上げたい人です。安定した大手で、育成と働きやすさを重視するタイプに合います。

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【タイプ2】外資BIG4/高年収と成長スピードを求める人へ

デロイト・PwC・EY・KPMGのBIG4は、戦略から実行まで一気通貫で手がける総合ファームです。高年収(推定900〜1,000万円前後)と、負荷の中で一気に伸びられる成長環境が最大の魅力です。

同じBIG4でも社風はけっこう違います。デロイトはドライでガツガツ、PwCは優しく率直、EYは温厚、KPMGは最も穏やか、という個性があります。私自身、PwC案件に参画し、デロイト・KPMGは選考を受け、EYは友人や接点から見てきました。

向いているのは、高年収と急成長を志向し、プレッシャー下でもアウトプットを出し切れる人です。プロジェクトによる激務の波は避けられませんが、その分キャリアの市場価値が一気に上がります。安定第一より成長第一の人向けです。

全体像をつかんでから各社の詳細を見るのがおすすめです。

【タイプ3】IT系/技術を武器に、コンサルへ踏み出したい人へ

ここが、SIer・エンジニア出身の人にいちばん見てほしいタイプです。代表例が、フューチャーアーキテクトとSHIFTです。共通するのは、技術を手放さずに上流や成長領域へ踏み出せること。コンサルはパワポと会議というイメージで気後れしている技術者にこそ、選択肢になります。

フューチャーアーキテクト:独立系、上流から実装までやり切る

独立系で、経営課題の上流から実際のシステム構築(実装)まで自社で一気通貫にやり切るのが特徴です。だからこそSIer・エンジニア出身のスキルが減点されず、そのまま武器になります。転職支援で関わる立場から見ても、技術で経営を変えたい人には理にかなった選択肢です。OpenWork4.27、20代成長環境4.8と、育成環境の評価も高い会社です。

SHIFT:ソフトウェアテストから急成長、未経験の入口も広い

SHIFTは、ソフトウェアテスト・品質保証を仕組み化して急成長した東証プライム上場企業です(5期で売上4.5倍)。自社資格制度でIT未経験者を体系的に育てる仕組みがあり、ITキャリアの入口としても広いです。私は接点がないため公開情報ベースですが、残業が少なめ(月16時間ほど)でQAから開発・コンサルへ多角化できるのは特徴的です。

向いているのは、技術が好きで、それを手放さずにキャリアを広げたい人です。フューチャーは実装までやり切りたい技術者、SHIFTはQA・ITの入口から成長企業で伸びたい人に向きます。

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【結論】あなたはどのタイプから見るべきか

迷ったら、次の問いで出発点を決めてください。

こんな志向ならまず見るタイプ
技術を手放したくない/SIer・エンジニア出身IT系(フューチャー・SHIFT)
高年収と急成長を最優先したい外資BIG4
腰を据えて専門性を磨き、働きやすさも大事日系総合(アビーム・NRI)

繰り返しますが、これは入口の地図です。同じタイプの中でも社風や強みは会社ごとに違い、経歴次第で意外な一社が最適解になることもよくあります。タイプで当たりをつけたら、あとは個別に中身を見るのが大事です。

まとめ

コンサルは数が多くて迷いますが、日系総合・外資BIG4・IT系の3タイプで捉えると一気に整理できます。腰を据えて専門性を磨くなら日系総合、高年収と急成長なら外資BIG4、技術を武器に踏み出すならIT系です。

まずは自分の志向でタイプの当たりをつけ、そこから各社の詳細記事で深掘りしてください。これは、選考・案件・転職支援で各社に関わってきた私の一つの見方です。あなたに合う一社が見つかる助けになれば嬉しいです。

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