「キャップジェミニって、実際どんな会社?年収が低いって本当?」。外資ITコンサルとして名前は聞くけれど、実態がつかみにくいと思います。立場を正直に。私はキャップジェミニに在籍したことはありません。ただ、前職のクニエ(現フォーティエンス)に元キャップジェミニの方が何人もいたので、その距離感で見えたことと公開データを合わせて整理します。実はこの2社、歴史的にも意外なつながりがあります(後述)。
キャップジェミニとは?「欧州最大級の、実行型ITコンサル」
キャップジェミニ(Capgemini)は、1967年にフランスで創業した、欧州最大級のITサービス・コンサルティング企業。世界50か国以上で事業を展開し、2000年にはEY(アーンスト・アンド・ヤング)のコンサルティング部門を買収した歴史も持ちます。日本法人「キャップジェミニ株式会社」は2013年に改めて日本進出し、本社は東京・虎ノ門。事業はコンサルティング+テクノロジー+アウトソーシングを軸に、戦略よりもDXやシステムの”実行”に深く入り込む、エンジニアリング寄りの外資コンサルという位置づけです。
キャップジェミニの年収は?
年収です。非上場のため公式開示はなく、OpenWork集計では平均約808万円(回答者約200人)。役職別の推定レンジは次のとおりです。
| 役職 | 推定年収レンジ |
|---|---|
| アソシエイト | 525〜600万円 |
| コンサルタント | 750〜1,000万円 |
| シニアコンサルタント | 1,000〜1,350万円 |
| マネージャー | 1,400〜1,700万円 |
数字の注意点。上の年収は法定開示ではなく口コミ等からの推定値で、ソースにより幅があります。役職別は回答者が少ない場合もあるため、目安として、調査時点の値として見てください。
なぜ「年収が低い」と検索されるのか
「キャップジェミニ 年収 低い」で検索されるのには、理由があります。マッキンゼー・BCGのような戦略特化ファームや、大手総合コンサル(平均1,000万円超が多い)と比べると、平均800万円台は見劣りするからです。これは口コミの相対評価であって、ITコンサルとしての水準(厚労省のITコンサル平均は約750万円)で見れば、むしろ相応かやや上とも言えます。加えて、同じ職位でも年収の幅が広く、成果連動型の評価設計であることも、「人によって印象が違う」一因です。要は「戦略ファームと比べれば低め、ITコンサルとしては普通」というのが実像です。
評判・社風:「良い人が多く、客に好かれる」印象
ここは、私がクニエで一緒に働いた元キャップジェミニの方々から受けた印象です。ひと言でいうと、「人柄の良いベテランが多く、お客さんから好かれているタイプ」。ガツガツというより、顧客と信頼関係を築いて実行までやり切る、落ち着いた実務家、という空気を感じました。OpenWorkでも「風通し」や成長環境が語られます。アクセンチュアのような大規模・分業型と対比すると、キャップジェミニは一人ひとりが裁量を持ってDX実行に関わる、という軸で語られることが多い会社です。
【意外な縁】キャップジェミニとクニエのつながり
最後に、日本のコンサル史のちょっとした小ネタを。キャップジェミニの日本法人は、実はクニエ(現フォーティエンス)の源流の一つです。かつてのキャップジェミニ日本法人がザカティーコンサルティングへと姿を変え、2009年にNTTデータのコンサル子会社と合併して「クニエ」が誕生しました。だからクニエの初期メンバーに元キャップジェミニの人が多いのも、歴史をたどれば納得です。この経緯は クニエ(現フォーティエンス)完全ガイド にまとめています。
まとめ
キャップジェミニは、欧州発の、実行型・エンジニアリング寄りの外資ITコンサル。年収は戦略ファームと比べれば「低め」に見えますが、ITコンサルとしては相応で、人柄の良さと顧客からの信頼が持ち味です。「戦略の派手さ」より「DXを実際に動かす力」に価値を感じる人には、有力な選択肢だと思います。これは在籍者ではなく、元同僚(元キャップジェミニ)と公開データから見た一つの見方です。
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