コンサル転職で、いちばん差がつくのが志望動機です。私は実際にコンサルの選考を通過し、いまは転職支援もしている立場から言えます。受かる志望動機には、はっきりした“型”があります。今回は、受かる人に共通する志望動機の作り方を、私自身の実例も交えて正直に書きます。あくまで私の経験ベースの一例ですが、面接前にこの形に整えておくと、深掘りに強くなります。
大原則:「なぜなぜ」を繰り返し、過去の経験に着地させる
まず大原則。志望動機は、「なぜ?」を何度も繰り返し、最後は自分の過去の経験に着地させるのが基本です。「コンサルになりたい→なぜ?→◯◯したいから→なぜそう思う?→前職のこういう経験があったから」。この“なぜ”のはしごを、自分の実体験まで降ろしきれているか。ここができていないと、面接の深掘りで簡単に崩れます。逆に、根っこが経験にあると、どこを掘られても揺らぎません。
地雷:「成長したい」「社会貢献したい」を軽く言わない
やりがちな地雷が2つあります。ひとつは「成長したい」。これは、「成長させてもらいたい」と受け取られがちで、受け身に聞こえます。強く出すのは危険です。もうひとつが「社会貢献したい」。これも、これまで社会貢献をしてきたのか、なぜそう思うようになったのかを語れないなら、言うべきではありません。裏づけのない綺麗事は、かえって深掘りの餌食になります。言うなら、必ず自分の経験とセットで。
使える型:「前職ではどうしてもできなかったこと」を軸にする
では、何を軸にするか。おすすめは、「前職ではどうやっても(異動しても)できなかったことを、やりに来た」という型です。「◯◯をやりに来た。なぜなら、こう思ったから。そう思ったのは、こういう経験があったから」。この順で語れると、動機に必然性が出ます。“今の場所では叶わない”という事実があるからこそ、転職の理由に説得力が生まれるのです。
「なぜ、うち?」は意外と聞かれない。ただし第一志望ロジックは用意
意外かもしれませんが、「数あるファームの中で、なぜうち?」は、あまり深く聞かれません。先方も、あなたが複数のファームを受けているのは百も承知だからです。感覚としては、「優秀なら取るし、そうでないならいらない」。会社愛より、実力と一貫性を見ています。ただし、選考状況を聞かれたときのために、「今進んでいる中で、ここが第一志望だ」と言えるロジックだけは組んでおくべきです。ここで詰まると、志望度を疑われます。
私の実例:PM専念と、大規模案件への挑戦
参考までに、私が実際に使った軸を明かします。①これまでプレイングマネージャーのSEだったが、PMに専念したらどうなるかを、やってみたかった(NECではそれができなかった)。②大規模な案件に入ってみたかった(NECでもできなくはないが、付加要素として)。この2つを軸に攻めました。もちろん、これでも深掘り質問はたくさんされます。でも、“前職では叶わなかった”という事実と、自分の経験に根ざしていたから、崩れずに答えきれました。
まとめ:志望動機は「経験に根ざした必然性」で決まる
まとめると、受かる志望動機は、なぜなぜで過去の経験に着地し、前職で叶わなかったことを軸にした、必然性のあるストーリーです。「成長したい」「社会貢献したい」は、裏づけなしに軽く言わない。「なぜうち」より、実力と一貫性。そして第一志望ロジックだけは準備する。ここを押さえれば、深掘りは怖くありません。これは私の一例ですが、あなたの動機を組み直すヒントになればうれしいです。
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