「コンサルって、やっぱり激務?」。よく聞かれます。現役の実感を正直に言うと、激務かどうかは“時間”よりも“密度”で語ったほうが正確です。長時間というより、一日の中身が濃い。今回は、コンサルの忙しさのリアルを、典型的な一日の流れと、働き方改革で変わってきた“負荷のかかり方”まで、現役目線で書きます。あくまで私の見てきた範囲の一例です。
「時間」より「密度」:典型的な一日の回転
まず、忙しさの正体は密度です。ざっくり、こんな回転で一日が進みます。朝から打ち合わせ。そこまでに資料を作っておく。打ち合わせが終わったら、2時間以内に議事録を書く。そこでもらったフィードバックを元に、資料を直す。午後に上司レビュー。夕方までまた別の打ち合わせ。翌日、また打ち合わせ。この繰り返しです。ひとつずつは普通でも、間が詰まっているから密度が高い。ここが、SIer時代とはまるで違う感覚でした。
救いもあります。このフィードバックや打ち合わせが減らせるようになると、徐々に楽になっていきます。慣れて、質が上がり、任され方が変わると、手戻りが減るからです。最初の密度がずっと続くわけではありません。
働き方改革の“しわ寄せ”は、マネージャーに集中する
もう一つ、最近の大事な変化を。働き方改革(残業時間の制限)の煽りを、いちばん受けているのはマネージャー層だと感じます。というのも、今の若手は、あまり残業させられない。すると、終わらない仕事が、マネージャーに集中する構造になります。しかも、マネージャーは残業しても給料が大きく変わるわけではない。「若手は守られ、マネージャーが背負う」。この構図は、コンサルに限らず今の多くの現場で起きていることだと思います。
戦略コンサルは、また別格の“短距離走”
同じコンサルでも、戦略の人は、また別格です。私の見ている範囲でも、夜中まで仕事をして、朝からまた仕事、を繰り返しているイメージ。これは、戦略案件が短期間で区切られることが多いからだと思います。いわば短距離走的な働き方。長距離をペース配分する総合系の案件とは、負荷のかかり方がそもそも違います。「コンサル」とひとくくりにせず、領域で忙しさの質が変わることは、知っておいて損はありません。
まとめ:忙しさは「質」で見極める
まとめると、コンサルの激務は、時間の長さより、一日の密度。その密度は、慣れと信頼で徐々に下がっていく。一方で、働き方改革のしわ寄せはマネージャーに集中し、戦略案件は短距離走的に別格。だから、「激務か?」の答えは「ファーム・職種・案件フェーズによる」が正確です。入る前に、自分がどの密度なら走り続けられるかを考えておくと、ミスマッチが減ります。体を壊しては元も子もないので、健康管理だけは最優先で。
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