コンサルの福利厚生を比較|当事者しか知らないへぇな制度6社

16〜25分

リード

求人票や採用ページには、福利厚生のほんの一部しか載っていません。入社して初めて「こんな制度があったのか」と驚くことは、私自身もコンサル業界で何度もありました。

この記事では、各社の当事者しか知らないようなユニークな福利厚生を、中立の立場で並べます。先に立場を明かすと、クニエ(現フォーティエンス)は私自身が元社員なので一次体験で書きます。それ以外の会社には在籍しておらず、公式採用ページやクチコミ傾向などの公開情報と、業界で見聞きした知見にもとづきます。

面白い制度には、その会社が何を大事にしているかという価値観がにじみます。年収の数字だけでは見えない部分を、一緒に見ていきましょう。

この記事でわかること

  • 大手からベイカレント系の新興まで、6社の目玉となる福利厚生
  • 求人票には載りにくい、当事者しか知らないへぇな制度の中身
  • 福利厚生を見るときに気をつけたい、制度改定と額面以外の視点

アクセンチュアの福利厚生|事実婚も対象のライフパートナー制度

アクセンチュアの目玉は、ライフパートナー制度です。法的な婚姻だけでなく、関係を証明できるパートナー、つまり事実婚や同性パートナーにも福利厚生を適用する仕組みとされます。多様な家族のかたちに制度を合わせる発想は、外資大手らしいところだと感じます。

育児まわりも手厚いです。公開情報によると、ベビーシッターの初期費用は会社が全額負担し、利用料は月2万円を上限に50%を補助します。育児コンシェルジュのような相談窓口もあるとされます。

お金に関わる制度では、自社株を15%割引で買えるESPPが知られます。米国上場企業ならではの仕組みです。対象となるリーダー層向けには、毎月の自社株購入に対して年末に購入額の50%相当をRSUでマッチングするVEIPという制度もあるとされます。

カフェテリアプランは健康保険組合を経由し、ベネフィットステーションの優待が使えます。宿泊やレジャー、映画、ショッピングなどの割引に使える、よくある外部サービスです。

補足。カフェテリアプランのポイントは、現役社員から聞いた話では、Amazonギフト券などにも回せるとのことです。まさに当事者しか知らないお得な情報です。ただし公式な記載や制度文書での確認は取れていないため、最新の交換先や可否は時期や健保組合の制度で変わる前提で、各自で要確認としてください。ESPPやVEIPは投資の性質を含むので、制度の有無と投資判断は分けて考えるのが安全です。

クニエ(現フォーティエンス)の福利厚生|元社員が驚いた死亡見舞金

ここは私が元社員として、一次体験で書けるパートです。クニエ(現フォーティエンス)の目玉は、死亡見舞金の手厚さでした。

正直な実感を書くと、当時の私は「これがあるから自分は生命保険に入らなくてよい」と感じたほどでした。金額は私の記憶と当時ベースで、3,000万円規模とされる水準だったと思います。地味ですが、足元の安心感はかなり大きい制度でした。

派手なオフィス施策のような分かりやすさはありません。それでも、万一のときに家族を守る設計になっているのは、腰を据えて働く人にとって心強いところだと感じていました。

補足。これは私の一次体験であり、当時の記憶にもとづく水準です。福利厚生は制度改定や時期で変わるため、最新の内容は会社の公式情報で必ず確認してください。

ノースサンドの福利厚生|入学祝いのランドセル贈呈制度

ノースサンドの目玉は、ランドセル贈呈制度です。社員の子どもが小学校に入学するとき、会社からランドセルを贈る制度で、公式の採用ページに記載があります。暮らしの節目に寄り添う発想が、はっきり出ている制度だと思います。

家族や暮らしに寄せた制度は、ほかにもそろっています。公開情報によると、次のようなものがあるとされます。

  • 出産時のKIZUNA休暇(10日)
  • バースデー休暇
  • 月1回のウェルネス休暇
  • 社内図書のNSライブラリー
  • 年1回の表彰パーティNS Awards

私はノースサンドに在籍したことはありません。ここに挙げたのは、公式採用情報と業界での見聞きにもとづく範囲です。全体として、人の生活を支える方向に制度を寄せている会社だと感じます。

リブ・コンサルティングの福利厚生|オフィスがバーになるリブdeナイト

リブ・コンサルティングの目玉は、オフィスバーのリブdeナイトです。オフィスをバーにして定期開催する全社懇親会で、公式の採用サイトに記載があります。事業部や社歴を越えて交流する場という位置づけです。

縦割りになりがちな組織で、横のつながりを意図してつくる仕掛けは面白いと思います。コンサルは案件単位で動くため、こうした交流の場は馴染みの輪を広げる助けになります。

あわせて、公認サークル活動への支援金もあるとされます。音楽やテニス、フットサル、ゴルフなど、趣味を通じた交流を会社が後押しする形です。私はリブ・コンサルティングに在籍したことはなく、公開情報にもとづく紹介です。

Dirbatoの福利厚生|国内コンサルでは珍しい祈祷室

Dirbato(ディルバート)の目玉は、祈祷室の設置です。ダイバーシティ施策の一つで、宗教的な配慮として国内コンサルでは珍しい取り組みとされます。働く人の背景の多様さに、場所のかたちで応える発想です。

社内文化も活発とされます。公開情報によると、社内部活動の参加率は70%を超え、部署横断のUnit Plan制度や、週末のハッカソンや勉強会もあるとされます。学びと交流に前向きな空気が伝わってきます。

補足。一方で退職金や住宅補助はないとされ、有給消化率は約40%とされます。良い面だけでなく、こうした注意点も中立に見ておくとよいと思います。私はDirbatoに在籍したことはなく、いずれも公開情報の範囲です。

ベイカレント・コンサルティングの福利厚生|家庭支援の補助が具体的

ベイカレント・コンサルティングの目玉は、家庭支援の補助が具体的な点です。公開情報によると、学童保育の利用料、ベビーシッターの利用料、介護費用の補助がそろっているとされます。共働きや介護と仕事の両立を、お金の面で後押しする設計です。

そのほかにも、幅広い補助があるとされます。

  • カフェテリアポイント
  • 書籍購入の補助
  • 外部セミナー参加の補助
  • 持株会

社員とその家族向けの大型イベントとして、イヤーエンドパーティも有名です。規模の大きさは、別の記事で詳しくまとめたベイカレントのイヤーエンドパーティもあわせてどうぞ。私はベイカレントに在籍したことはなく、公開情報にもとづく紹介です。

6社の目玉制度を一覧で比較

ここまでの内容を、会社ごとの目玉制度とひとことで一覧にまとめます。会社の価値観の違いが、制度のかたちに出ているのが分かります。

会社目玉の制度ひとこと
アクセンチュアライフパートナー制度多様な家族のかたちに制度を合わせる
クニエ(現フォーティエンス)手厚い死亡見舞金万一に備える足元の安心感(一次体験)
ノースサンドランドセル贈呈制度暮らしの節目に寄り添う
リブ・コンサルティングオフィスバーのリブdeナイト部署を越えた横のつながりをつくる
Dirbato祈祷室の設置多様な背景への配慮を場所で示す
ベイカレント・コンサルティング具体的な家庭支援の補助両立を金銭面で後押しする

福利厚生の見方で気をつけたい2つのこと

福利厚生を会社選びに使うなら、見方に2つの注意があります。結論から言うと、制度は変わる前提で見ること、そして額面の年収だけで判断しないことです。

まず、制度は改定や時期で変わります。ここで紹介した内容も、来年には条件が変わっているかもしれません。気になる制度があれば、必ず各社の公式情報や採用情報で最新を確認してください。

次に、年収と福利厚生は別物です。額面が同じでも、家庭支援や休暇、割引の手厚さで、実際の暮らしやすさは大きく変わります。数字の裏にある制度まで見て、総合で比べるのがおすすめです。

まとめ|へぇな制度には会社の価値観が出る

6社の目玉制度を並べてみると、面白いほど個性が出ました。多様な家族に合わせるアクセンチュア、万一に備えるクニエ、暮らしに寄り添うノースサンド。横のつながりをつくるリブ、多様な背景に配慮するDirbato、両立を支えるベイカレント、という具合です。

へぇと思う制度の裏には、その会社が何を大事にしているかがにじみます。求人票の年収だけでなく、こうした制度まで見ると、自分に合う会社が見えてきます。最後にもう一度だけ、制度は変わる前提で、最新は公式で確認してください。

この記事は、福利厚生は制度改定や時期で変わるため、最新の内容は各社の公式や採用情報で確認いただく前提で書いています。特定企業への応募や、ESPPなど投資の実行を勧めるものではありません。会社選びの参考情報としてお読みください。

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