「FIRE(経済的自立と早期リタイア)」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは「節約と投資」でしょう。支出を切り詰め、インデックス投資でコツコツ資産を積む。王道ではあります。
でも、私が実感しているFIREの一番の近道は、そこではありません。自分から動いて、稼ぎに行く力。このプロアクティブな姿勢こそ、いちばんのレバーだと思っています。
正直に言うと、コンサルに移っても基本給は激増しなかった
元SIer(NEC)からコンサル(クニエ/現職)に転職して、最初から基本給がドカンと上がったかというと、正直そうでもありません。ボーナスは上がりましたが、基本給はそこまでではなかった。
変わったのは、「時間の自由」でした。SIer時代は、休日出勤・深夜作業・残業が本当に多かった。コンサルは、少なくとも最初はそういう働き方ではありませんでした(マネージャーになると大変そうですが)。
つまり、同じ、あるいはそれ以上の対価を、より少ない消耗で得られるようになった。「コスパよく稼げる」感覚です。FIREの観点でも、時間と心の余裕は、実は大きな資産です。
FIREの本当のレバーは「自分で稼ぐ力」
FIREのスピードを決めるのは、資産額そのものより「貯蓄率(収入−支出)」だ、とよく語られます。支出削減には限界がある一方、収入側の伸びしろは大きい。ここまでは一般論です。
でも、私がコンサルで得た一番かけがえのないものは、年収の額そのものより、「自律的に稼ぐ力」でした。
会社から与えられた仕事をこなすだけの人は、正直、一生その会社にいるしかありません(莫大に稼げるなら別ですが)。そうではなく、自分で稼ぐ・生きていく方法を、自らの意思で考えて動く。この自律的行動力、つまりプロアクティブな姿勢こそ、コンサルに入って最も鍛えられたスキルです。
そしてこれは、FIRE、すなわち「選択肢の自由」の本当の土台になります。稼ぐ力が自分の中にあれば、会社に依存しなくていい。それが「自由」の正体だと思います。
しかも、コンサルは「稼ぎ方」の選択肢そのものを増やしてくれる
もう一つ、コンサルに来て大きかったのは、「稼ぎ方」の選択肢が一気に広がったことです。会社員コンサルとして経験と実績を積むと、次にフリーコンサル(フリーランス)という道が見えてきます。組織を離れて、より高い単価で、自分の力を直接お金に換えられる働き方です。
極端な話、こういう順番も現実的になります。「本気で稼ぎたいなら、まずコンサルになる。実績を積んでフリーランスになる。ある程度まとまった資本ができたら、起業する」。会社員からフリーコンサル、そして起業へ、という「稼ぎ方のはしご」です。
どこまで登るかは、人それぞれでいい。大事なのは、「会社員でいるしかない」状態から、「自分で選べる」状態に変わることです。選べる道が複数あること自体が、FIREが目指す「選択肢の自由」そのものだと思います。
だからFIREの第一歩は、投資商品選びの前に
FIREを本気で考えるなら、最初の一歩は投資先選びより、「自分で稼ぐ力・自律性」を伸ばせる環境に身を置くことだと思っています。コンサル転職は、その環境のひとつ。年収の入口が変わるだけでなく、「プロアクティブに稼ぐ姿勢」が否応なく鍛えられ、その先に「稼ぎ方の選択肢」まで広がっていきます。
(なお、早期リタイアそのものを煽りたいわけではありません。目指したいのは、完全リタイアよりも「やりたい時に、やりたいことをやれる」選択肢の自由です。)
※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の投資や金融商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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