『「原因」と「結果」の法則』|私のビジネス価値観の原点になった1冊

6〜9分

リード

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今日は、私のビジネス価値観の「原点」になった1冊を紹介させてください。ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』です。何かのノウハウ本ではありません。でも、私が「自分から動く」「環境は選び直せる」と考えるようになった、いちばん根っこにある本です。

どんな本か

著者はイギリスの作家、ジェームズ・アレン。原題は『AS A MAN THINKETH』で、1902年に書かれた古典です。今回紹介するのは、坂本貢一さんの訳によるサンマーク出版の新装版。112ページと薄く、30分ほどで読めてしまいます。

にもかかわらず、後の「成功哲学」の源流のひとつとして、世界中で長く読み継がれてきた一冊です。

テーマを一言でいえば、「人生は、自分の思いが作り出している」ということ。思いが「原因」で、目の前の現実は「結果」。だから、現実を変えたいなら、まず内面(思い)を変える。そういう普遍的な原則を、静かに、繰り返し説いてくる本です。

出会い:ある合宿で、勧められた

この本と出会ったのは、あるセミナーの合宿でした。そこで勧められて手に取ったのですが、正直、読み終えたときの衝撃は今でも覚えています。

それまで自分は、うまくいかないことを「環境のせい」にしがちだった。でもこの本は、静かにこう突きつけてきます。あなたを取り巻く環境があなたを作っているのではなく、あなたの内面が、その環境を引き寄せている、と。

なぜ、これが私の「原点」なのか

この考え方は、その後の私のキャリアの選択に、まっすぐつながっています。SIerで一度立ち止まったとき、最終的に私を動かしたのは「環境のせいにして止まるのか、それとも自分の思いと行動で状況を変えにいくのか」という問いでした。環境は選び直せるし、キャリアは「再起動」できる。この感覚の土台は、間違いなくこの本にあります。

コンサルという仕事にも、これは効いています。与えられた仕事をこなすだけでなく、自分から課題を見つけ、動く(プロアクティブに稼ぎに行く)。この姿勢は、突き詰めれば「良い結果がほしければ、まず良い原因(思いと行動)を自分で作る」という、この本の原則そのものです。

こんな人に読んでほしい

  • 今の状況を、つい「環境のせい」にして苦しくなっている人
  • 自己啓発本をいろいろ読んだけれど、「芯」が定まらない人
  • キャリアや働き方を、これから自分の意思で変えていきたい人

短いので、まず一度さらっと読んで、折に触れて読み返すのがおすすめです。読むたびに、そのときの自分の状態が映る鏡のような本です。

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