MSOL(マネジメントソリューションズ)は、PMOに強いファームとして名前が挙がる会社です。会社情報・年収・評判・転職難易度を、公開情報にもとづいてまとめます。
この記事には、少し特殊な視点が入ります。私はMSOLの社員ではありませんが、過去にMSOLから発注を受け、MSOLの下で一緒に働いたことがあります。同じプロジェクトを近くで回した側から見た印象も、正直に書きます。
この記事でわかること
- MSOLが「戦略を描く」より「プロジェクトを回す」に特化した理由
- 平均年収の目安(約700万円)と職級別レンジ、月22時間という残業水準
- 一緒に働いて感じた社風と、向いている人の条件
MSOL(マネジメントソリューションズ)とは
MSOLは、プロジェクトを実際に回して完遂させることに特化したファームです。戦略を描くファームではない点が、いちばんの特徴です。
公開情報をまとめると、基本情報は次のとおりです。
- 社名:株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)
- 設立:2005年7月
- 事業:PMOを中核とした、プロジェクトマネジメントの実行支援
- 拠点:東京を中心に、大阪や海外(ニューヨークなど)にも展開
- 人材:中途採用が8割前後、平均年齢は30代後半とされる
この立ち位置が、いわゆる戦略コンサルや総合コンサルとは、はっきり色合いを分けています。
事業の特徴:PMO・プロジェクト実行支援に特化
MSOLの一番の特徴は、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)領域への特化です。大きなプロジェクトが前に進むよう、計画や進捗管理、課題整理、関係者調整を専門に担います。
PMP(プロジェクトマネジメントの国際資格)の取得支援や研修にも力を入れています。プロジェクトマネジメントの知見を、会社として体系的に磨いている印象です。
一緒に働いて感じた、MSOLの人と仕事
ここからは、私がMSOLの下で同じプロジェクトに関わったときの、個人的な印象です。一例にすぎませんが、公開の口コミと重なる点が多かったので書いておきます。
まず感じたのは、コンサルによくいる「ガツガツしたタイプ」が少なめな点です。温厚で、管理系の仕事を生業とする人たちという印象でした。公開口コミの「アットホーム」「チームワーク重視」という声とも一致します。
もうひとつは、PMBOK(プロジェクトマネジメントの知識体系)をみんなが常識として知っている点です。議事録、課題管理表、進捗フォロー、関係者へのリマインドといった地味な作業を、丁寧に担ってくれるイメージでした。
他ファームとは違う、「期待され方」
一緒に働いて感じたのは、クライアントからの期待値が他ファームと違う点です。戦略ファームには新しい方向性を求めますが、MSOLには「PMの知見でプロジェクトを綺麗に整え、問題なく回してほしい」という期待が向きます。
つまり、奇抜なアイデアより、乱れがちなプロジェクトをPMの作法で回る状態にする価値です。派手さはないものの、これができる会社は実は少ない、というのが現場の感覚でした。
MSOLの年収は?
平均年収は、おおよそ700万円前後(年度により698〜725万円程度)とされています。日本全体の平均より高く、コンサル業界でも上位寄りです。役職別の想定年収の目安は、次のとおりです(公開・推定ベース)。
| 職級の目安 | 年収の目安 |
|---|---|
| リサーチャークラス | 450〜650万円 |
| シニアリサーチャー | 580〜900万円 |
| シニアコンサルタント | 680〜1,300万円 |
| マネージャー | 1,000〜1,800万円 |
マネージャークラスまで上がれば、十分に高年収のレンジに入ります。次に触れる働き方と合わせると、残業の割に給与水準が良いという見方もできます。
働き方:月平均残業22時間は、コンサルでは異例
MSOLで外せないのが働き方です。公開情報では、平均残業は月22時間前後とされ、コンサル業界では最短水準です。育休の取得実績も豊富で、子育て世代への配慮も厚めとされます。
もちろん、プロジェクトや部署によっては月40時間近くになる場合もあります。ただ「コンサルに行きたいが激務は避けたい」人には、かなり魅力的に映るはずです。
残業時間や制度は、時期・部署・プロジェクトによって変わります。ここでの数字は公開情報にもとづく目安として読んでください。
評判・口コミ:良い声と、課題の声
公開されている口コミを読むと、良い声と課題の声の両方が見えてきます。
- 良い声:残業が少なくワークライフバランスが良い、社風が穏やか、PMO・PMの専門性がDX需要で市場評価される。
- 課題の声:PMOに寄る分だけ戦略立案など幅広いスキルは薄くなりがち、刺激が少ないと感じる人もいる。
面白いのは、退職理由に「激務や人間関係の疲れ」より「PMOスキルを評価され、上のファームや幅広い領域へキャリアアップ」が目立つとされる点です。土台をつくって次へ進む使い方もできる会社です。
転職難易度と、向く人
転職難易度は、戦略ファームの地頭一発勝負とは毛色が違います。中途採用が中心で、事業会社でのプロジェクト経験や、調整・管理の実務経験が活かせます。近年は採用を強化しつつ、質を重視するともいわれます。
向くのは、プロジェクトをきちんと回し切ることにやりがいを感じ、穏やかな環境で専門性を長く磨きたい人です。ゼロベースの戦略立案や常に刺激のある競争を求める人には、物足りなく感じられるかもしれません。
まとめ:「プロジェクトを綺麗に回す」プロ集団
MSOLは、PMO・プロジェクト実行支援に特化したファームです。平均年収は700万円前後、残業は月22時間前後と、コンサル業界では異例に穏やかでした。
華やかな戦略提言をしたい人には物足りないかもしれません。ただ、プロジェクトマネジメントの専門家として穏やかに市場価値を高めたい人には、良い選択肢だと思います。実際のところは、選考や面談で自分の目で確かめてください。
※本記事は、MSOLの公開情報および各種口コミ・転職情報と、筆者がMSOLの下で一緒に働いた際の個人的な印象をもとにまとめたものです。年収や制度、社風は時期・部署・個人によって変わります。特定の企業への応募を勧めるものではありません。
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