「資格を取れば転職できる」。この言葉を、私はもう信じていません。私はクラウド系の資格を立て続けに取った時期があり、その経験からはっきりそう言えます。
結論を先に書きます。評価されたのは資格の知見そのものではなく、資格を取るという行動でした。この記事は、取得テクニックではなく資格の使い方の話です。
この記事でわかること
- PMPを新卒3年目で取った話と、良コスパだと感じる理由
- クラウド資格を大量に取った本当の理由(オンプレ脱却の意思表示)
- 資格で評価されたのは知見ではなく行動だった、という教訓
PMPは新卒3年目で取得。今も良コスパだと思う
私は新卒3年目でPMPを取得しました。プロジェクト管理の共通言語が手に入る、コスパの良い資格だと今も感じています。
実は1回目は不合格でした。ただ、ちょうどPMBOKの改版直後で、問題文の翻訳に不備がありました。そのため無料での再受験が認められ、2回目で合格しました。
今もPMPの更新を続けています。更新の手間はありますが、それを上回る価値があると判断しているからです。
2018年、クラウド資格を立て続けに取った本当の理由
2018年ごろ、私はクラウド系の資格を一気に取りました。Microsoft Azure、Google Cloud、Microsoft 365、Microsoftのデータ分析系、Oracle Cloudなど複数です。会社の手当で取れたものも多かったです。
ただ、本当の理由は手当ではありません。当時の私はオンプレミスの案件にしか入れていませんでした。その状況への抵抗が動機でした。
「クラウドをやりたい」という意思表示のために、資格を大量に取ったのです。言葉で希望を伝えるより、行動で示すほうが早いと考えました。
補足:クラウド資格の技術的な選び方や取得メモは、別記事で整理しています。どの資格をどう選ぶかはマルチクラウド選定の勘所を参照してください。本記事はキャリア論に絞ります。
結果:Oracle Cloud案件と「社内有識者」というラベル
行動の結果は、思ったより早く返ってきました。支社内で初となるOracle Cloudの案件受注につながったのです。
そこから、社内のOracleクラウド有識者として名前が売れていきました。「クラウドならあの人」という認識が、少しずつ広がっていきました。
この社内での実績と認知が、後の転職活動でのアピール材料にもなりました。資格が直接評価されたわけではない点が重要です。
評価されたのは「知見」ではなく「行動」だった
この経験から得た最大の教訓を書きます。評価されたのは知見そのものではなく、ゴールに向けて行動したことでした。
クラウド案件に入るというゴールに対し、私は資格取得という行動で意思を示しました。周囲が反応したのは、その行動と一貫性でした。
だからこそ「資格を取れば転職できる」は正確ではありません。資格は、方向を示し、行動を証明し、きっかけを作る手段にすぎないのです。
では、資格をどう使うべきか
結論は、ゴールを先に決めて、そこへ向かう行動の一つとして資格を使うことです。資格をゴールにした瞬間、効果は薄れます。
- 方向:進みたい領域を、資格で周囲に示す
- 証明:その方向へ動いた事実を、資格で裏づける
- きっかけ:案件や相談が集まる入口を、資格で作る
この3つがそろうと、資格は転職でも効く武器になります。順番を逆にしないことが肝心です。
まとめ:資格は手段、本番はその先にある
私がクラウド資格を大量に取って分かったのは、評価されるのは行動だということです。資格はゴールではなく、ゴールへ向かう手段です。
これから資格を取る人は、取った後に何をするかまで描いてください。そこまで決まって初めて、資格は生きてきます。
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本記事は私の一次体験に基づく情報提供であり、特定の資格取得や応募・投資を勧めるものではありません。制度や試験内容は変わるため、受験時は最新の公式情報をご確認ください。

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